海外SFC修行は東南アジアでPP単価7円台を目指せる

どーも,ルールです。

SFC修行を始めようと思ったときに,国内線にするか国際線にするか悩む人も多いと思うんです。僕もいろいろと考えていて,国際線は一度に大量のマイルを稼げるイメージがあるので,回数は少なく済むよなぁと。

ただ一方で,旅行時間が長くなりそうとか長時間エコノミークラスで耐えられるだろうかとか,なかなか結論は出ませんね。まあこの悩んでる時間が楽しかったりするんですが。

というわけで僕がSFC修行するにあたって情報を整理しとかないといけないと思い,国内線の修行ルートについて考えてみました。

どーも,ルールです。来たるべきスーパーフライヤーズカード(SFC)獲得のためのプレミアムポイント(PP)奪取に向けて,これからの修行プランを真面目に考えることにしました。僕は大阪在住なので,東京の方ほど情報が充実してないなと思っていました。飛行機って運賃種別や行き先も様々で,どのルートが良いかなかなか決めきれませんよね。この記事がこれから修行をしようと考えている仲間の役に立ったらいいなと思ってます。今回は国内編です。大阪発着のANA就航路線完全版まずは下の図を見てください。日本の都市って頭ではなんと...

今回は国際線を使ったSFC修行についてのお話。

国際線修行ルート決定の鍵は路線倍率

160622 ANA運航便の就航都市

ANAの国際線はその行き先によって大きく5つにカテゴライズされています。

  1. アメリカ・カナダ・中南米(北米経由)
  2. ハワイ・グアム
  3. ヨーロッパ・中東・アフリカ
  4. 東南アジア・南アジア・オセアニア
  5. 中国・香港・台湾・韓国

国内線と比べて圧倒的に範囲が広いですから,まずどこに行くのがPP単価的に良いんだろう?ってのが大きな疑問です。その鍵を握るのが,路線倍率となります。

アジア・オセアニアは路線倍率1.5

ちょっとプレミアムポイントの計算式を思い出してみましょう。

160622 プレミアムポイントの計算式

この式において,区間マイレージは距離が長いほど有利,加算率・搭乗ポイントは上の予約クラスほど有利です。

路線倍率はというと,これは予約クラス関係なく国内線は2倍,アジア・オセアニアは1.5倍,それ以外は1倍とANAが定めています。つまり,この時点でアジア・オセアニアが良さそうってピンとくるわけです。

PP単価狙いなら搭乗クラス・予約クラスは低くても関係ない。

国内線の路線倍率は一律2倍なので,運賃種による加算率や搭乗ポイントもPP単価に大きく効いてきます。そのため,プレミアムクラスが効率的にPPを稼ぐのに有効なのです。

しかし国際線の場合は同じような考え方ができません。とにかく運賃の安い航空券のほうがPP単価は低くなります。その代わり,旅割のように航空券の発売時期が決まっていたり予約変更不可だったりするため,ある程度休みに融通の効く人でないと難しいかもしれませんね。

ビジネスクラスではPP単価を犠牲にすることになります。その代わり,エコノミークラスと比べて1回のフライトで得られるPPは2倍くらいで,予約変更もできます。と書いてはみたものの,修行にかかる費用も上がってしまうのであまりおすすめはできませんね。旅行をメインに考えて,ついでに修行でもしとくか…くらいの感じなら…。

那覇からの国内線乗り継ぎを活用せよ。

国際線の場合,地方都市→国際空港の国内線区間の往復運賃がわずか10,000~11,000円となります。しかもこの国内線区間のPP加算率は100%!PP単価を抑えるためにはこれを使わない手はありません。

SFC修行者には常識となっていますが,那覇からの出発とすることで,わずか10,000円程度のプラスで,那覇~東京間なら3,936PPももらえてしまうのです。この区間のPP単価は驚異の2.8円。もちろん,最寄り空港から那覇までは別途費用がかかってしまいますが,それも合わせるとかなりのPPを一度に獲得できるはずです。

この方法を実施する場合は,国際線航空券の出発地を那覇,到着地を目的地として購入します。旅程としては,那覇→東京→(目的地)→東京→那覇という区間になるわけですね。ということは,最初の自宅最寄りの空港→那覇と,最後の那覇→最寄り空港の国内線航空券は,別途手配しなければなりませんので注意してくださいね。

 アジア路線のPP単価は7円台

さて,だいたい方針が固まってきました。

  1. ①アジア・オセアニアで
  2. ②那覇発着の
  3. ③とにかく安い

航空券を選べば良いんです。ちなみにエコノミーのPlus運賃(変更可)はPP単価的に最も不利になってしまいますのでおすすめできません。Plus運賃を狙うならビジネスクラスを選択したほうが良いです。

というわけで,上記の条件を満たした6都市のPP単価を比較してみました。いずれも那覇ー東京の国内線区間のPPも含めたPPとなっています。

・アジア・オセアニア路線における予約クラスSのPP単価比較(シンガポールの復路はクラスQ)

運賃PPPP単価
シンガポール64,1908,9047.2
クアラルンプール64,1908,9427.2
ジャカルタ70,9309,3547.6
タイ64,1908,2387.8
プノンペン71,3608,0748.8
シドニー126,48012,68910.0

国内線では8~9円くらいあれば十分といえるPP単価なんですが,国際線ではPP単価もさらに安くなって7円台!一度に8,000PP以上獲得できます。何より旅を楽しみながら修行ができるってのが魅力でもありますよね。

タイへ行く場合の例

例として,タイへ行く場合をシミュレーションしてみましょう。2016年12月11日往路出発日,12月13日復路出発日として,ANA公式の国際線航空券予約サイトで検索してみました。国際線は那覇ーバンコクで検索します。

ANA検索画面ANA検索結果

この結果を表にまとめてみると,

スケジュールPP運賃PP単価
12/11 那覇11:55
→成田14:20
1,9688,23870,5608.6
12/11 成田18:15
→バンコク23:35
2,151
12/13 バンコク22:55
→羽田(翌日)06:30
2,151
12/14 羽田8:40
→那覇11:35
1,968

こういった旅程になります。この日程だとPP単価は8.6円ですね。運賃は時期によって大きく変動するので,タイミングが大事です。スケジュールを見ていただくとわかるように,どうしても12月11日から13日までは現地に滞在しなければなりません。これは,到着日を除く2日間は滞在しなければならないという運賃規則があるからなんですね。せっかくの時間ですので,ぜひ観光などを楽しんでみてください。

さてこの旅程では,那覇空港が起点となっていますので,別途国内線で那覇空港までの往復分を購入しなければなりません。関空を最寄り空港として,国内線予約サイトで検索してみます。PP単価が低くなるように,運賃種別は「プレミアム旅割28」で選択。

ANA国内線予約

46,200円で関空ー那覇を往復できることがわかりました。この国内線分も加えると,全体のスケジュールは,次のようになります。

スケジュールPP運賃PP単価
12/11 関空8:00
→那覇10:20
2,86013,958116,7608.4
12/11 那覇11:55
→成田14:20
1,968
12/11 成田18:15
→バンコク23:35
2,151
12/13 バンコク22:55
→羽田(翌日)06:30
2,151
12/14 羽田8:40
→那覇11:35
1,968
12/14 那覇14:25
→関空16:15
2,860

一撃13,958PPを加算できて,PP単価は8.4円!みなさんもこんな感じで,スケジュールを立ててみてくださいね。

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4 Comments

一郎

はじめまして。
大変参考になる情報ありがとうございます。
私は大阪に住んでおり、来年一月から関空からバンコクに4日間の日程で4回飛んでSFC 取得に励もうと考えました。
ご参考までに教えて頂きたいのですが、この国際路線に那覇を出発とした那覇~関空を加えると3936pp加算されるとの事ですか、那覇から関空飛んで同日中の乗り換えですか?それとも関空でストップオーバーできるという事ですか?関空で、乗り継ぎかストップオーバーでぜんぜん変わってしまいますが、どちらでしょうか?教えて頂けますでしょうか、

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rulearc

一郎さん,
コメントいただきありがとうございます。
ご質問の件,説明不足でわかりにくい部分もあったかと思い,具体的な計画例を記事に追記してみましたので,ぜひもう一度読んでみてください。
一郎さんは関空からバンコクへとのことですが,残念ながら関空-バンコクはANA運航便はありません。そのため,東京を経由することになるかと思います。
出発地を那覇として,ストップオーバーではなくバンコクへ乗り継ぐルートとなります。
ただ,4日間でバンコク2往復するのは無理となります。タイの場合,到着日を除いて2日間は現地滞在しなければなりませんので,そういった旅程はそもそも組めない,ということになります。
計画を立てるときは面倒でしょうけど,SFC修行楽しんでくださいね!

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匿名

pc画面でシュミレーションしてるだけやん。 仕事してたら、中々こんな理想通りにはチケットとれへんよ

返信する
rulearc

おっしゃるとおり、海外SFC修行最大の弱点はフライト時間が長いということですよね。国内修行のように日帰りは不可能ですから。
どうしても需要の多い週末はPP単価も上がってしまうので、休みにある程度融通がきかないと難しい面はあります。

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