どーも,ルールです。
皆さんは1年でどれくらい飛行機に乗りますか?「友達や家族で香港や台湾行ってー,あとは東京に遊びに行くとか帰省とか,年に数回くらいかな」なんて方が多いのではないでしょうか。
各航空会社の独自ポイントシステムとして,マイル口座があるというのはご存知の方が多いでしょう。なんか良いことあるかもと思って,とりあえず登録してみたけど…。中途半端に貯まったマイルを何に交換したらいいのか,頭を悩ませている方も少なくないと思います。せっかく貯めたマイル,できる限りお得に使いたいですよね。
そこで今回は,貯まったマイルは何に使ったらお得なのか考えてみたいと思います。
航空会社はマイルを何に使ってもらいたいか?答えは1つしかない
最初に結論から言いますと,マイルの最もお得な使い道は特典航空券への交換以外にありえません。
皆さんに勘違いしないでいただきたいのは,1マイルは1円じゃないってことです。僕らは日常生活において,楽天ポイントやTポイントなど,1ポイント=1円になるポイントをよく利用しているため,誰もが陥りがちな考え方です。マイルも1マイル=1円となる使い道がたくさん用意されていますが,お得かどうかという意味では最適解じゃありません。
どんなポイント制度であれ,企業は自社を利用してもらうためポイント制度を導入して,いわゆる囲い込みをしているわけです。たとえば楽天は,楽天市場や楽天トラベルを通して買い物や旅行すると楽天ポイントがもらえます。その楽天ポイントは,同様に楽天市場や楽天トラベルで1ポイント=1円で利用できます。Yahooショッピング使っても楽天ポイントはもらえませんよね?楽天が提供するサービスを実際に利用してもらう,リピーターとなってもらうことが目的なんです。
ってことは,マイルの一番お得な使い道も,航空会社が最もしてほしいことであるはずですよね。航空会社がしてほしいこと,それは飛行機に乗ってもらうことです。空港や機内でのサービスを体験してもらうことで,また次も飛行機に乗ろうと思ってもらいたいわけですから。
というわけで,マイルの最もお得な使い道は,特典航空券に交換すること以外にはないはずです。では実際にそうなのか見ていきましょう。
「飛行機に乗る」以外のマイル交換
今あなたのマイル口座には何マイル貯まっていますか?ここでは仮に1万マイル持っているとしましょう。これはちょうど今僕のJALマイル口座に入っているマイル数です。すべて飛行機に乗っているうちに貯まったマイルです。
ANAやJALといった日系の航空会社は,さまざまな企業と提携しており,多くのマイル交換先を用意しています。ANAなら,楽天ポイントやTポイントの他,スターバックスカードや新聞購読なんてのもあります。
JALなら,dポイントやpontaポイントの他,Amazonギフト券やUSJの1デイスタジオパスなど。海外の航空会社でも基本的には同じですが,日系の航空会社と比べて交換先は多くありません。いずれの交換先も1マイル=1円以下の交換レートがほとんどになります。
「飛行機に乗る」場合のマイル交換
では飛行機に乗るためにマイルを使う場合はどうでしょうか。ANAご利用券やJALクーポンは,航空券購入・ツアー購入・機内販売やホテル宿泊費に使用することができます。ANAご利用券やJALクーポンに交換する場合,交換レートは1マイル=1円となります。
航空会社が提供している電子マネー(ANAならANA SKYコイン,JALならe JALポイント)は,航空券やツアー購入に使用できます。一度に交換するマイルによって交換レートが変わり,9,999マイルまでなら1マイル=1円です。一度に10,000マイル交換すると,ANAなら1マイル=1.2円,JALなら1マイル=1.5円の交換レートになります。
マイル特典航空券に交換する場合,路線や運賃種別によって1マイルの価値が変動します。ここでは羽田ー伊丹間のフライトにおける最も安い運賃(ANAなら旅割75,JALならウルトラ先得)を考えてみます。
・ANAの場合(羽田ー伊丹,最安運賃7,400円)
必要マイル (片道) | マイル価値 [円/マイル] | |
---|---|---|
ローシーズン | 5,000 | 1.5 |
ミドルシーズン | 6,000 | 1.2 |
ハイシーズン | 7,500 | 1.0 |
・JALの場合(羽田ー伊丹,最安運賃8,500円)
必要マイル (片道) | マイル価値 [円/マイル] | |
---|---|---|
12/1~2/28 4/1~4/30 | 5,000 | 1.7 |
3/1~3/31 | 6,000 | 1.4 |
5/1~ | 7,000 | 1.2 |
ANA・JALどちらの場合も,時期によってマイル特典航空券と交換するのに必要なマイル数は変動します。羽田ー伊丹の場合,いずれの時期に交換しても1マイル=1.0~1.7円となります。
さらには,フライト距離が長いほどマイルの価値は高まってきます。今度は羽田ー沖縄間のフライトの場合を考えてみましょう。先ほどと同じように,最安運賃で比較します。
・ANAの場合(羽田ー那覇,最安運賃13,600円)
必要マイル (片道) | マイル価値 [円/マイル] | |
---|---|---|
ローシーズン | 7,000 | 1.9 |
ミドルシーズン | 9,000 | 1.5 |
ハイシーズン | 10,500 | 1.3 |
・JALの場合(羽田ー伊丹,最安運賃8,500円)
必要マイル (片道) | マイル価値 [円/マイル] | |
---|---|---|
12/1~2/28 4/1~4/30 | 6,000 | 2.2 |
3/1~3/31 | 7,500 | 1.8 |
5/1~ | 8,500 | 1.6 |
フライト距離が長くなることで必要マイル数は増えましたが,1マイル=1.3~2.2円へとその価値が高くなりました。あなたが貯めたマイルを「飛行機に乗る」用途に使用することで,マイルの価値が高くなってお得になるということをわかっていただけましたでしょうか。
マイルが貯まらないというあなたの常識を変えたい
ここまで,あなたが飛行機に乗ったことで頑張って貯めた1万マイルをどう使ったらお得なのか,ということを考えてきました。マイルというのは航空会社にとってのポイント制度ですから,マイルの一番お得な使い道は,航空会社が最も力を入れている「飛行機に乗ること」になります。
フライト距離が長くなるほどマイルの価値は高くなるということは,海外はもっとマイルの価値が高くなります。さらにビジネスクラスやファーストクラスならもっと,です。
ただし,フライト距離が伸びるほど,マイル特典航空券への交換に必要なマイル数も多くなります。ビジネスクラスやファーストクラスになると,数万マイル必要です。
いや,そんなにマイル貯まらないんだけど…結構飛行機に乗っても1万マイル程度なんだけど…そんなあなたの常識を変えてみませんか?
僕は,飛行機に乗らなくても夫婦で年60万マイル貯めました。ビジネスクラスやファーストクラスで海外旅行するのも夢ではありませんよ!まずは下記記事を読んでみてください。
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